注文住宅の費用内訳は?土地なしと土地付きそれぞれをチェック!
注文住宅の費用内訳は?土地なしと土地付きそれぞれをチェック!
自由設計の注文住宅は何かと費用がかるため、事前にしっかりとマネープランを立てることが求められます。
その際に理解しておきたいのが、費用内訳のこと。
これを理解しておかないと、どれだけの資金を準備して、どこへ予算配分すべきかわからなくなってしまい、家づくりが始まってから予算オーバーすることにもなりかねません。
まず注文住宅の費用を大きく分けると、建物本体の工事費とその付帯工事費、そして建物以外の諸費用に分類することが可能です。
さらに土地を購入するならば、購入費用とその諸経費も必要になるでしょう。
それを詳しく見ると、建物本体工事費には仮設工事や基礎工事あるいは内外装工事の費用がかかりますし、その付帯工事費には水道やガス管などに関する工事をはじめ、門塀や庭などの外構工事といった費用が必要です。
さらに諸費用では、住宅メーカーとの契約にかかる手数料や印紙代の他、登記にかかる登録免許税や司法書士への報酬、建物の引き渡し後には不動産取得税や固定資産税などがかかりますし、住宅ローンを組めばその事務手数料や保証料あるいは各種保険料も必要になるのが一般的です。
これは土地を購入する際も、ほぼ同じ費用内訳なので、よく覚えておくことが肝心です。
ちなみに公的機関による2020年度の調査では、注文住宅にかかる費用の全国平均は、土地の購入が必要な土地なしで約4400万円。
土地ありでは約3200万円とされています。
注文住宅の予算配分は土地の割合を先に決めておくことが大切
予算配分は注文住宅建築において考えなければいけない大切なことです。
一般的には土地と建物に対して8割から9割使用して、残りの1割から2割くらいをその他の費用に充てるという感じになります。
問題は土地と建物の配分で、これには一般的な基準はないと考えた方が良いかもしれません。
土地の値段は場所によって変わるので、都市部の一等地に建てるのであれば土地の割合が大きくなります。
一方、郊外に建てるのなら注文住宅自体の予算を多めに割くことが可能になります。
仕事などの条件によって立地に妥協ができないというのなら、土地の相場を考えて予算配分を決めなければいけません。
住む場所は比較的自由に選べるという立場で住宅に強い希望があるなら、注文住宅のイメージができてから予算内の土地を探すと良いでしょう。
バランスを重視するのであれば、土地と建物が1対1くらいになる場所で探すと良いです。
立地条件なども自分の経済力に合った場所に自然と絞られていくことが多くなります。